第1回:コミュニケーション力診断とは?

コミュニケーション力診断とは

私たちが企業を知ろうとする時には、まずウェブを見る事が多く、スマートフォンの普及によりテレビを見ながら、ちょっと気になったものを検索する行為が一般的になりました。
企業について情報収集を行うときに閲覧されるのは、企業の自社サイトすなわちオウンドメディアです。

オウンドメディアとは、マーケティングにおいてコミュニケーションを3つのメディアに分けたうちの一つです。1つめは「ペイドメディア」直訳すると有料メディア、つまりは広告です。2つめは「アーンドメディア」直訳すると(名声、信用などを)得るメディア、つまりはソーシャルメディアなどの口コミ、評価されるメディアです。3つめが「オウンドメディア」直訳すると自営のメディア、自社サイトなど自身で運営しているメディアです。

オウンドメディアの特徴としては、仕組みにとらわれる事無く、自由に情報を配信したり、会員サービスを実施すれば、自社のファンへ直接アプローチできる、など大切に育てていけるメディアです。

オウンドメディアすなわち自社サイトは、業種、企業規模、ユーザー層、サイトボリューム... と千差万別であり、効果的に活用できているのかどうか、一概に把握がしづらいものです。しかし、企業として競合より優れている、そして国内で優れていれば、ユーザーに優位にアプローチできる有望なメディアです。

果たして、自社サイトは優れているのでしょうか?
この把握がしづらい自社サイトのメディア力を診断し、指標化したものが「コミュニケーション力診断」です。

4つの軸を使い、サイトを評価

コミュニケーション力診断は、4つの軸、合計40の評価項目によって診断されています。簡単に4つの軸をご紹介します。

(1)経験軸

訪れたユーザーに、サイトを印象付け、企業の思いが伝わっているかどうか。ブランドイメージを高めるサイト構築がされているか。

(2)コミュニケーション軸

ユーザー参加型コンテンツや、ソーシャルメディアを活用し、一方的な情報配信以外にもユーザーとのコミュニケーションが行われているか。

(3)PR軸

TVCMから訪れたユーザーが、違和感なくサイトを閲覧できているかどうか。CSR、環境への取り組と、企業が伝えたいメッセージは伝わってるか。

(4)結果軸(行動促進軸)

店舗やショールームなど、リアルの行動につながるサイトになっているかどうか。資料請求をはじめ、次につながるアクションが生まれるサイトになっているか。

ランキング上位の企業は何が違うのか

具体的に2013年コミュニケーション力診断ランキングにおいて、1位を獲得したサントリーは何が、良かったのでしょうか。詳しくは当連載の2回目に掲載しますが、他の企業に比べ配点が高かった項目の一部をご紹介します。

* 広告を見て来訪したユーザーが広告でみたイメージそのままに、サイトを閲覧出来る
* 環境、CSRなど企業の取り組みが分かりやすく解説されており、文字だらけではなく読ませる内容となっている

このように、コミュニケーション力診断ではユーザーが企業のサイトを訪れる際の目的はもちろん、企業が発信したいメッセージは伝わる状態になっているか、と多角的に評価しております。

記憶に残り、リアルにつながるオウンドメディア

最近では、企業サイトのデザインも洗練され、更新も行われているが、つまらない、印象が薄い、他社と似ていると、無難であるがゆえにオウンドメディアとしてのパワーが発揮できていない状況が見受けられます。

企業に対するイメージと、企業サイトが効果的に結びつき、様々なブランドを展開しているのであれば、スペシャルサイトを活用することで、企業イメージとブランドイメージを損なうこと無く、アプローチする事が可能です。

例えば商品を買ってプレゼントを当てよう!というCMを見て企業サイトに来訪した際に、同じビジュアルが展開されてプレゼントの詳細が分かる。さらに友達にも進めたいユーザーは、Facebookのキャンペーンに誘導します。この時に、CM、企業サイト、Facebookと同じ印象的をユーザーが得たのであれば、ユーザーの記憶にはしっかりと残り、商品購入、プレゼント応募につながる可能性が高くなるのは必然の結果です。
また、このように企業サイトはメディアからメディアへの橋渡しができる存在です。

次回は、2013年コミュニケーション力診断ランキングにて、1位のサントリーについてお話しします。

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ウェブロイヤリティスコア(WLS)
オウンドメディアの総合力を3つの評価によって可視化することで、オウンドメディアを通じた顧客ロイヤリティ、さらにはそこに影響を与える要因についても客観的に把握し改善につなげることが可能です。
ユーザビリティ診断
徹底したユーザー視点でWebサイトのユーザビリティを100点満点でスコアリングすることで、Webサイトのユーザビリティの問題点を客観的に把握することができます。競合サイトとの比較や、リニューアル前後の比較も可能です。
Insight Finder
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