第2回:2013年1位 サントリーの評価ポイント

「コミュニケーション力ランキング2013<企業サイト編>」にて 1位を獲得したサントリーは何が評価されたのでしょうか?
今回はコミュニケーション力診断の4つの評価軸にそって、解説いたします。

(1)経験軸:企業の想いやコンテンツ伝達力・訴求力

トップページの訴求力と分かりやすさ

企業サイトの中でも顔とも言うべきトップページでは、イメージ訴求のインパクトともに、その先のコンテンツへ誘導する分かりやすさのバランスが重要です。サントリーでは、今まさに注目の商品をメインビジュアルにて訴求しつつ、主要商品への誘導は、写真と文字を用いて分かりやすくし、バランスの良いレイアウトと言えます。

サイト全体を通じてサントリーらしさがある

ブルーのロゴをメインカラー、ポイントカラーをオレンジとした配色、軽くグラデーションがかかったボタンデザインなどの要素をサイト全体で統一しています。サントリーらしさを伝えるとともに、ユーザーに統一感を与えることで、より強いブランドイメージをユーザーに訴求しています。

会員制サイト「サントリータウン」で顧客ロイヤリティーを高めている

会員制サイトでは、メールマガジンやゲームコンテンツなどを提供しており、ユーザーに対して新商品をはじめとした商品訴求を行いつつ、ブランドイメージを高める工夫がされています。また、ゲームコンテンツは再来訪を促進し、企業イメージをユーザーに印象付ける一員となっています。

(2)コミュニケーション軸:アーンドメディアの活用とコミュニケーション力

顧客からの意見を募集し、改善を公開している

ペットボトルのラベルの改修など、顧客からの意見により変更された改善内容を、顧客の声と共に公開されています。また、FAQでは満足度などの意見をフォームを使ってその場で入力できるよう準備されており、ユーザーの意見を広く集め、活用しています。
意見を集めるだけでなく、情報をオープンにすることで、サイトを通じたコミュニケーションを可能にしています。

ソーシャルメディアを活用している

facebook、Twitter、LINE、mixi、YouTubeと、多くのアカウントが開設されています。また更新頻度も高く、積極的に活用されていると判断できます。商品やブランドごとにユーザー層や好みが異なるため、アカウントは適度に分けるなど工夫されています。

スマートフォン表示などマルチデバイスに対応

スマートフォン専用ページを用意するなど、スマートフォンやタブレットでのスムーズな閲覧に対応しています。タブレットでは、PCと同じ表示のまま、メニューなどを操作しやすく工夫されています。

多言語対応も充実

英語、中国語を中心に多言語対応されています。また、デザインイメージを大きく変更することなく多言語化されており、グローバルで統一したブランドイメージを構築されています。

(3)PR軸:ペイドメディア連携やCSR訴求力

テレビCMなど他媒体からのユーザーを迷わせない工夫

テレビで見た情報を元にサイトに来訪したユーザーには、迷わせること無くさらなる商品詳細を閲覧ができ、広告動画を再生できる動線が必要です。広告をきっかけにユーザーの興味を妨げない、スムーズなコンテンツ配置とナビゲーション、また公開中の広告が一覧できるコンテンツを準備しておくことで、ユーザーの興味があるものを次々に見られる、商品や企業を知ってもらうために役立ちます。

環境・CSRコンテンツを充実させ、企業イメージアップに貢献

他社と比べサントリーが最も優れていた点が、環境・CSRコンテンツです。サントリーのサイトでは、主に水をテーマにしたさまざまなコンテンツが用意されており、企業活動や、キッズ向けのコンテンツと多彩なラインナップです。このような企業の取り組みは簡単な紹介は多くの企業サイトで見られますが、サントリーのように読みやすく、分かりやすいページを用意することで、企業ブランドイメージの向上につながります。

(4)結果軸(行動促進軸):コンバージョン促進やOtoO連携力

ブランドサイトでの企業イメージ訴求・連携

多くのブランドを展開し、商品点数も多くある企業では、ブランドごとやキャンペーンによって特設サイトを制作します。この際に、ブランドイメージを全面に見せつつ、企業ロゴを始めサイトに一定のルールを設けることで、企業ブランドイメージを向上させるとともに、共通のメニューを付けることで、ユーザーはオフィシャルHPとの行き来をしやすくなるメリットがあります。

リアル店舗や工場見学への誘導

サントリーでは、ビール類の飲める飲食店への誘導を設け、工場見学への誘導など、各所にWebからリアルへの誘導が見られます。商品ページ~ブランドサイト~店舗検索~工場見学とWebとリアルへの動線を築いており、OtoO連携が行われています。

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オウンドメディアの総合力を3つの評価によって可視化することで、オウンドメディアを通じた顧客ロイヤリティ、さらにはそこに影響を与える要因についても客観的に把握し改善につなげることが可能です。
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