第3回:2013年2位 日産の評価ポイント

「コミュニケーション力ランキング2013<企業サイト編>」にて 2位を獲得した日産が評価されたポイントを、コミュニケーション力診断の4つの評価軸にそって、解説いたします。

(1)経験軸:企業の思いやコンテンツ伝達力・訴求力

オフィシャルサイトとは異なる表現で各車種の世界観をアピール

リーフなどの一部の車種では、オフィシャルサイトとは大きく異なる表現を用い、車種の世界観や優れた点をアピールしています。インパクトあるデザインは、ユーザーに商品を強く印象づけるために有効です。

充実したオーナー向けサービスでロイヤリティーを高める

自動車メーカーならではのサービスとして、オーナー向けサイト「N-Link OWNERS」があり、サービスが充実しています。サイトは分かりやすく解説されており、購入前のユーザーや、まだオーナー向けサービスを利用していないユーザーにもアピールできるポイントとなっています。

ソーシャルネットワークなどの外部サービスに比べると、会員登録やログインが必要なオーナー向けサイトは、企業が管理しやすいコンテンツです。自社の思いを発信するとともに、ユーザーとのコミュニケーションを行い、ユーザー同士のコミュニケーションを促すことで、活性化し、顧客ロイヤルティの向上につながります。

(2)コミュニケーション軸:アーンドメディアの活用とコミュニケーション力

スマートフォンに最適化

サイトはスマートフォン用ページが用意されています。また「スマートフォンからのアクセスだが、PCと同じ表示で見たい」というユーザーニーズも満たせるよう、最初に「スマートフォン版はこちら」と動線を設けてあり、分かりやすい作りです。

企業サイトのスマートフォン対応は、トップページなどいくつかのページのみ対応されているケースも多く、途中からPC版に移動してしまいますが、日産では詳細ページまでスマートフォン対応しているため、ユーザーがストレスを感じる事なく閲覧できます。

スマートフォンユーザーのニーズを考慮した動線設計

日産が提供している各種スマートフォン用アプリは、スマートフォン用サイトのナビゲーションから遷移しやすく、サイト全体を通して、スマートフォンユーザー向けのサイト構成が行われています。

(3)PR軸:ペイドメディア連携やCSR訴求力

環境活動を伝えるコンテンツ

「日産ゼロ・ミッション」は環境に対する日産の取り組みを紹介するスペシャルサイトです。電気自動車やコンセプトカー、会社としての取り組みなどを網羅した内容です。このサイト内では、イラスト、写真、デザイン、ページ切り替えが工夫されるなど、ユーザーが興味を持って見続けられる工夫がされています。

環境や社会貢献への取り組みを掲載する際に、パンフレットをそのままWebに転用すると、文字が多く読みづらい、内容が硬くつまらないコンテンツになるケースが見受けられます。Webならではの表現や、動きを付け、ユーザーに読んでいただけるコンテンツ作りが必要です。

(4)結果軸(行動促進軸):コンバージョン促進やOtoO連携力

閲覧している車種に限った店舗検索が可能

商品から店舗への誘導が充実しており、各車種のページからその車種の試乗が可能な店舗のみを検索できるなど、ユーザーの動線を妨げず誘導する仕組みが用意されています。

充実した店舗情報

今週のチラシや、店舗写真を掲載するなど、各店舗情報が充実しています。店舗により情報充実度のバラ付きが出ている点は残念です。

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