第2回:健康なサイトは健康なインフラに宿る
~その1~

あけましておめでとうございます。2014年が始まりました。

今年の抱負は立てられましたでしょうか。年をとるにつれてだんだんと健康第一、という言葉を深い実感と共に噛みしめるようになってきました。なにをするにも健康でなければ始まらない、そう思われる方は多いのではないでしょうか。

Webサイトの運営も同じです。インフラが健康、つまり正常に動作する、それがあって初めてWebサイトを通じてメッセージを届けることができるのです。健康なサイトは健康なインフラに宿ります。

しかし、健康というものは気づかぬうちに損なわれることがあります。そのためにも日頃より健康に気をつけ、定期的な健康診断を受け、異常が見つかったら早めに対処する、そういった日々のケアが重要です。異常の予兆を察知したり、事前に対処したりするなど、普段から備えておけば、トラブルによる影響を最小化したり、障害そのものを回避することも可能です。

そのようにして「システムの健康」を支えることが運用・保守作業のもっとも重要な目的です。日常的な保守作業の目的には大きく分けて以下のようなものがあります。

(1) 正常に動作しているかを確認
(2) 障害の芽を事前に摘む
(3) 障害があったときに迅速に復旧するための準備

今回はこのうち「(1) 正常に動作しているかを確認」について見ていくことにします。

正常に動作しているかを確認するためには「なにをもって正常と判断するか」という基準を定める必要があります。毎日血圧を測っても、どれくらいの範囲が正常なのかを知らなければ意味がありません。その上で、そこから逸脱していないか、異常値に向って変化していくような傾向は見られないか、を定期的にチェックします。

Webシステムの監視項目には以下のようなものがあります。

URL監視(外部監視)

利用者にとってWebサイトがどう見えているかを監視します。定期的に外部からアクセスし、ページの表示が崩れていないか、エラーが表示されたりしないか、表示に想定以上の時間がかかっていないかなどをチェックします。

プロセス・サービス監視(内部監視)

サーバ上ではWebサイトを表示するために様々なコンピュータプログラムが稼働しています。それらの稼働状況はプロセス・サービス監視でチェックします。これによってURL監視で発見された障害の原因がすぐに判明するケースも多く見られます。また、URL監視では発見されない障害が見つかることもあります。

ログ監視(内部監視)

プロセス・サービス監視でプロセスが動いていることが確認できても、プログラムの処理結果が正常であるとは限りません。動いてはいるがエラー処理をしている、ということもあるのです。また、バッチ処理とよばれるような一定サイクル毎に起動するプログラムは常時起動しているわけではないので、プロセス・サービス監視には不向きです。

そのような場合にはログを監視し、エラーや警告が出ていないかをチェックします。

次回は「(2) 障害の芽を事前に摘む」についてご紹介します。

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