Webユーザビリティランキング2009、第1位 NTTドコモは、“満足度の高いコーポレートサイト”をこう考える

NIKKEI NET Webユーザビリティランキング2009【企業サイト編】 特集2009年9月16日~にて掲載中

ユーザビリティの高いコーポレートサイトをランキング評価するトライベック・ストラテジーの「Webユーザビリティランキング 2009」で、総合順位1位に輝いたNTTドコモ。アクセス性、サイト全体の明快性、ナビゲーションの使いやすさ、コンテンツの適切性、ヘルプ・安全性、すべてに高得点をマークした同社では、どのようなポリシーに基づいてサイトを構築・運営しているのでしょうか。そのWebユーザビリティについての考え方を取材するため、株式会社NTTドコモ マーケティング部を訪ねました。

それは“もう1つのドコモショップ”

真にお客様思いの企業ホームページを制作しているのはどこか? トライベック・ストラテジーの「Webユーザビリティランキング 2009」でみごと総合順位1位に輝いたのはNTTドコモでした。「アクセス性」「サイト全体の明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」「コンテンツの適切性」「ヘルプ・安全性」という5つの評価軸から診断するこの調査で、NTTドコモはいずれの点でも高得点をマーク。“サイト全体の情報構造がしっかりしており、お客様目線の情報設計・統一されたトーン&マナーで、ユーザビリティが高い”と評価されています。

NTTドコモでは、どのような考え方に基づいてコーポレートサイトを構築・運営しているのでしょうか。株式会社NTTドコモ マーケティング部 WEB担当課長 山川聡氏は、次のように語ります。

[写真] 株式会社NTTドコモ マーケティング部 WEB担当課長 山川 聡 氏
[写真]

「コーポレートサイトはまず第1に、“ヴァーチャルなドコモショップ”であると考えています。そのため、製品やサービスに関する情報提供はもとより、お客様が最適な携帯電話や料金プランなどを選ぶためのコンサルティング機能、サイトから申し込みや契約内容の変更ができる機能も実現しています」

また同社では、このサイトを“ヴァーチャルな広報ルーム”であるとも考えています。お客様へのお知らせに加え、IRやCSRという観点から企業情報を掲載することも心がけています。何かを購入するとき、その前にWebサイトを見るというお客様が7~8割に上るという今日、“一番詳細で正確な情報を掲載すること”は、NTTドコモのコーポレートサイト構築・運営における重要な方針です。

NTTドコモの考えるWebユーザビリティ

この方針がまさに同社におけるWebユーザビリティの大原則を示していますが、さらに以下の項目を具体的に掲げています。

(1) 使い勝手がいい (2) 情報が探しやすい (3) 情報がわかりやすい (4) 欲しい情報がちゃんとある

これらを満たすべく、同社が実行していることは大きく4つあります。

1つめは、徹底的に分類・整理した情報の提示です。現在、同社コーポレートサイトはページ数にすると約20,000枚に上るそうです。膨大な情報を求めるお客様に迅速かつわかりやすく届けるため、同社では情報を十分にカテゴライズし、トップページに示される6つのグローバルナビから類推してたどれるようにしています。株式会社NTTドコモ マーケティング部 WEB担当主査 水野聡子氏は語ります。

「この6つのグローバルナビは文字どおりサイト案内板であるため、安易に変更しないようにしています。どうしても変更する必要が生じたときは、変更後のサイト構造がお客様にとって理解しやすいものになるようにします」

[写真]

2つめは、同社がコーポレートサイト構築・運営の中で完成させたデザインテンプレートや表記ガイドラインへの準拠です。さまざまな事業部門からさまざまな形で提供される情報を、適切に編集・掲載することでサイト内を統一された秩序ある構造とし、お客様が簡単に求める情報にたどりつけることをめざしています。

3つめは、サイト内検索機能の向上です。お客様の情報検索リテラシーの高まりに応えようとこの機能を重視、入力される検索キーワードを毎週定期的にメンテナンスし、できるだけ一度の検索で求める情報がヒットするよう努力しています。

4つめは、お客様利用調査などに基づくフィードバックです。年に1回サイト上でアンケートを行い、その評価に対して真摯に耳を傾けます。それとともにアクセス解析や専門会社が行うサイトパトロールから情報や言葉の提示方法、サイト内移動の動線などについて、お客様目線での利便性向上を追求しています。

情報鮮度、アクセスしやすさにこだわり

1日に約100回。これは同社のコーポレートサイト更新頻度を示す数字です。日々の企業の動きにつれて情報も時々刻々と変化します。それをお客様に伝えるのに時を置かないというのも同社の重要な方針の1つ。

また、同社の幅広いお客様のアクセス環境を考慮して、サイトコンテンツも吟味し、いつでも快適にアクセスできる。それがNTTドコモがめざすコーポレートサイトです。

「今後は、サイト内検索などお客様にとって利便性の高い機能に磨きをかけるとともに、進歩するWebテクノロジーを活用しながら、日進月歩で技術革新を続ける携帯電話の世界をうまく伝えていきたいですね」

これからのチャレンジへの問いに、山川氏はこう言葉を結びました。

http://www.nttdocomo.co.jp

ページの先頭へ

Web ユーザビリティ診断に関するお問い合わせ・お申し込みフォーム

インタビュー

株式会社NTTドコモ マーケティング部 WEB担当課長 山川 聡 氏

株式会社NTTドコモ
マーケティング部
WEB担当課長山川 聡 氏

Webユーザビリティについての考え方を取材するため、株式会社NTTドコモ マーケティング部を訪ねました。