404ページUX設計実態調査

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  • 404ページUX設計実態調査

調査名

企業サイト404ページUX設計実態調査(金融業界上場企業142社)

背景

金融業界では、企業サイトが商品理解や手続き、問い合わせを支える重要な接客基盤です。目的の情報に到達できなかった際の案内も、企業への信頼を左右する接点といえます。404ページは、普段の閲覧を前提としない一方、ユーザーが迷った状態で接触する画面です。単なるエラー通知とするか、次の行動へ導く体験とするかに、企業のWeb UI/UXへの姿勢が表れます。

本調査では、独自設計、説明表現、回収導線、ブランド表現、次の接点形成を確認し、404ページが単なるエラー処理を超えた体験として設計されているかを調査しました。

サマリー

  • 独自の404ページを用意する企業は116社(81.7%)で運用品質としての整備は広く定着
  • 説明文に配慮表現を置く企業は114社(80.3%)で伝えることまでは行き届いている
  • ブランドトーンを独自色として表現する企業は6社(4.2%)で体験としての設計は限定的
  • 関係形成に配慮が見られる企業は18社(12.7%)、85社(59.9%)は離脱回避のみを重視

調査結果

404ページは83.1%で独自設計・整形 失敗時にも最低限の案内を用意する企業が多数

「企業独自の404ページがある」は116社(81.7%)、「システム標準に近いが最低限の整形あり」は2社(1.4%)でした。両者を合わせると118社(83.1%)です。

業界別では、独自の404ページがある企業は銀行業39社(78.0%)、その他金融77社(83.7%)で、大きな差はみられませんでした。

  • 企業サイトの404ページ有無(n=142)

配慮表現は80.3% 原因説明は65.5%も謝意表現と機械的表現が併存

配慮表現・独自メッセージは114社(80.3%)、原因説明は93社(65.5%)、謝意表現は57社(40.1%)で確認されました。専門的・機械的・システム的な表現は68社(47.9%)でした。

業界別では、「専門的・機械的・システム的表現」に差がみられます。銀行業は12社(24.0%)にとどまる一方、その他金融は56社(60.9%)でした。

  • 404ページの表示要素(n=142)

サイトとの一貫性は71.8% 一方で独自のブランド表現は4.2%

ヘッダ、フッタ、トーンなどが他ページと共通する企業は102社(71.8%)、他ページと異なるデザインは16社(11.3%)でした。

一方、「コピー・イラスト・写真などによる独自色」と「柔らかいトーンによる独自色」を合わせたブランド表現は6社(4.2%)でした。「他ページと同じ見た目だが独自性は弱い」が100社(70.4%)を占めています。

  • 404ページのデザイン一貫性とブランドトーン表現(n=142)

戻り導線は単一導線が68社(47.9%)で最多、404後の体験は124社(87.3%)が離脱防止どまり

404ページのサイト戻り導線・機能をみると、「TOPまたは主要ページへの単一導線」が68社(47.9%)で最も多く、「ページなし・リダイレクト」は24社(16.9%)でした。

404ランディング後のWebサイト体験設計は、「サイト内回遊より離脱回避のみを重視」が85社(59.9%)で最も多く、「ユーザー種別導線を提示」のように明確にユーザーニーズに寄り添う設計思想が見られる企業は少ない結果となりました。

  • 404ページのサイト戻り導線・機能と404後のWebサイト体験設計(n=142)

総括

Web接客の重要性が高い業界サイトでは、普段ユーザーが目にする想定のないページとはいえ、「ただの機能」とするか「提供する体験」とするか、404ページはWeb UI/UXの改善余白と捉えられる。

本調査で、企業独自の404ページを設けている企業は116社(81.7%)、配慮表現・独自メッセージを置く企業は114社(80.3%)に達しました。エラー画面を放置せず、ページを用意して丁寧に伝えるという対応は、金融業界に広く定着しています。

一方、404後の体験設計は「サイト内回遊より離脱回避のみを重視」85社(59.9%)と「接点形成は設計されていない」39社(27.5%)で計124社(87.3%)を占め、次の接点を設計している企業は18社(12.7%)、ブランドトーンを独自色で表現している企業は6社(4.2%)にとどまりました。戻り導線もTOPまたは主要ページへの単一導線が68社(47.9%)で最多です。銀行業は複数導線を用意する企業が46.0%とその他金融の14.1%を上回りますが、次の接点設計は20.0%と8.7%でいずれも低水準でした。404ページは離脱を防ぐ機能として実装され、そこで何かを伝える場としては設計されていません。

金融業界のサイトは商品説明や手続き案内などWeb接客の比重が高く、目的のページにたどり着けなかった瞬間に何が示されるかは、その企業の案内姿勢が表れる場面でもあります。普段ユーザーが目にすることを想定しないページとはいえ、404ページを「ただの機能」と捉えるか「提供する体験」と捉えるか。この位置づけの違いが、Web UI/UXの改善余白として各社に残されていると考えられます。

調査概要

調査名 企業サイト404ページUX設計実態調査
調査目的 企業サイトにおける「ユーザー失敗時のブランド体験」の方針からWeb接客の設計思想を明らかにする
調査対象 銀行業、証券業、保険業、その他金融業界の上場142社の企業サイト
調査実施期間 2026年7月6日~7月10日
調査手法 インターネット調査/ヒューリスティック

生成AI活用に伴う免責事項

本調査では生成AIを情報整理等に活用し、数値情報および最終判定は当社所定の基準に基づき担当者が最終確認を行っています。ただし、調査対象定義範囲外の情報、AI由来の誤り、最新性・完全性・正確性を完全に保証するものではありません。

設問

  1. Q1. 404ページは独自に設計されているか
  2. Q2. 説明文はユーザーに配慮されているか(配慮表現・独自メッセージ/原因説明/謝意表現/専門的・機械的・システム的表現)
  3. Q3. デザインは企業サイト全体と一貫しているか
  4. Q4. 「迷子ユーザー」の回収導線として機能しているか
  5. Q5. 404ページに企業らしさ・ブランドトーンは表現されているか
  6. Q6. 「次の関係形成」につながる設計になっているか

調査対象企業(順不同)

三菱UFJフィナンシャル・グループ/三井住友フィナンシャルグループ/みずほフィナンシャルグループ/三井住友トラストグループ/ゆうちょ銀行/りそなホールディングス/SBI新生銀行/ふくおかフィナンシャルグループ/横浜フィナンシャルグループ/千葉銀行/めぶきフィナンシャルグループ/しずおかフィナンシャルグループ/八十二長野銀行/九州フィナンシャルグループ/いよぎんホールディングス/あおぞら銀行/群馬銀行/セブン銀行/山口フィナンシャルグループ/ちゅうぎんフィナンシャルグループ/ほくほくフィナンシャルグループ/ひろぎんホールディングス/西日本フィナンシャルホールディングス/第四北越フィナンシャルグループ/楽天銀行/七十七銀行/京都フィナンシャルグループ/東京きらぼしフィナンシャルグループ/北洋銀行/十六フィナンシャルグループ/山陰合同銀行/滋賀銀行/大垣共立銀行/百五銀行/南都銀行/名古屋銀行/あいちフィナンシャルグループ/紀陽銀行/トモニホールディングス/池田泉州ホールディングス/スルガ銀行/百十四銀行/CCIグループ/プロクレアホールディングス/武蔵野銀行/京葉銀行/宮崎銀行/阿波銀行/大分銀行/三十三フィナンシャルグループ/野村ホールディングス/SBIホールディングス/大和証券グループ本社/FPG/東海東京フィナンシャル・ホールディングス/岡三証券グループ/マネックスグループ/あかつき本社/GMOフィナンシャルホールディングス/松井証券/ジャパンインベストメントアドバイザー/HSホールディングス/ジャフコ グループ/岩井コスモホールディングス/アイザワ証券グループ/丸三証券/いちよし証券/スパークス・グループ/水戸証券/トレイダーズホールディングス/東洋証券/unbanked/極東証券/豊トラスティ証券/日産証券グループ/マーキュリアホールディングス/今村証券/日本アジア投資/丸八証券/UNIVA・Oakホールディングス/FUNDINNO/小林洋行/光世証券/東京海上ホールディングス/MS&ADインシュアランスグループホールディングス/SOMPOホールディングス/かんぽ生命保険/ソニーフィナンシャルグループ/第一ライフグループ/SBIインシュアランスグループ/T&Dホールディングス/アニコム ホールディングス/FPパートナー/ライフネット生命保険/イオンフィナンシャルサービス/芙蓉総合リース/みずほリース/東京センチュリー/三菱HCキャピタル/オリックス/アドバンスクリエイト/アドバンテッジリスクマネジメント/アイリックコーポレーション/エージェントIGホールディングス/信金中央金庫/クレディセゾン/アコム/リコーリース/NECキャピタルソリューション/オリエントコーポレーション/ジャックス/アイフル/日本取引所グループ/Jトラスト/日本証券金融/全国保証/中道リース/SBIリーシングサービス/九州リースサービス/プレミアグループ/NSグループ/全保連/SBIアルヒ/ジェイリース/フィンテック グローバル/インテグラル/Casa/イントラスト/イー・ギャランティ/ヒロセ通商/日本モーゲージサービス/アサックス/Solvvy/ブロードマインド/あんしん保証/アイ・パートナーズフィナンシャル/ニッポンインシュア/AIフュージョンキャピタルグループ/MFS/D&Mカンパニー/abc/ウェッジホールディングス

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