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COLUMN

コラム

間違った意味で定着してしまった「PR」という略語

2017年7月18日
広報・PR

ニュースサイトの「記事広告」やソーシャルメディアに表示される「インフィード広告」など、いわゆる「ネイティブ広告」が増えてきています。一般の記事やニュースフィードと一体化しているので、慣れていない方にはひと目で広告かどうかわかりにくい場合もありますが、それが広告であることがわかるような表記を必ずつけることがお約束となっています。

PR

「広告」はもちろん、「AD」や「Sponsored」なども広告であることが分かりやすくて良いのですが、以前からよく使われる表記として「PR」というものがあります。見覚えのある方も多いことでしょう。しかし、「PR」は「広告」という意味ではないはずですが、どうしてこの表記が一般的になってしまったのでしょうか。

そもそも「PR」とは何か

「PR」といえば一般的には「パブリックリレーションズ」のことであり、日本パブリックリレーションズ協会ではこれを以下のように説明しています。

パブリックリレーションズ(Public Relations)は20世紀初頭からアメリカで発展した、組織とその組織を取り巻く人間(個人・集団・社会)との望ましい関係をつくり出すための考え方および行動のあり方である。日本には第2次世界大戦後の1940年代後半、米国から導入され、行政では「広報」と訳されたのに対し、民間企業では「PR(ピーアール)」という略語が使われてきた。しかしその後「PR」は「宣伝」とほとんど同じ意味で使われるようになり、本来持っていた意味から離れてしまった。そのため多くの組織では、その職務を「広報」と呼ぶことが多くなっている。

引用元:パブリックリレーションズとは(日本パブリックリレーションズ協会)

つまり「PR」とは、組織とそれを取り巻く公衆との間の良い関係づくりのことであって、やはり「広告」とはニュアンスが異なります。

しかしながら、少なくとも日本国内において「PR」という略語が「広告」に近い意味で広く使われるようになってしまった背景には、我が国のPRの歴史として「宣伝」(これもまた「広告」とは微妙にニュアンスが異なりますが……)とほぼ同義で使われることが定着してしまったことがあるようです。また語感の近い「アピール」や、頭文字でPRと略せなくもない「プロモーション」といった言葉と混同され続けてきたことなども原因の一端にあるのかもしれません。

とはいえ、ネイティブ広告における表記にわざわざ「PR」と記す理由はそれだけではないはずです。「広告」や「AD」でも十分伝わるのですから……。「PR」表記が慣例化してしまったことには何か他に決定的な理由がありそうです。

ネイティブ広告に「PR」と表記する理由

日本インタラクティブ広告協会(JIAA)がネイティブ広告に関するガイドラインを策定しており、2015年3月に出された「ネイティブ広告に関する推奨規定」では、インフィード広告やレコメンドウィジェット、アドネットワークには以下のような広告表記を行うことを推奨しています。

広告枠内に [広告]、[PR]、[AD] 等 の表記を⾏う。

引用元:ネイティブ広告に関する推奨規定(日本インタラクティブ広告協会)

なるほど、ここで「PR」表記が明確に推奨されていたのですね……。直接的に「広告」と表記するよりも表現が若干柔らかい印象になるため、各サービスが好んで使用するようになった面もあるかもしれません。

いずれにせよ、「広告」と「PR」は完全に別物であり、この使われ方は明らかな誤用ですので、PRに携わる立場としては、次のガイドライン改定で「PR」表記が推奨から外れることを願うばかりです。

この記事を書いた人

水沢 剛

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広報ブランド室 室長

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