マーケティングプラットフォームHIRAMEKIが生まれた理由

  • サービス・開発秘話

マーケターが本当に必要とする実用的な機能を1つのプラットフォーム上で提供したい

HIRAMEKI management®(以下:HIRAMEKI)は2015年9月に一部機能を先行リリースした後、2016年2月にマーケティングオートメーション機能(以下、MA機能)を追加し、1年前に正式版としてリリースしました。

オウンドメディア上のユーザーの行動を様々な分析機能で“見える化”し、そこでわかった問題点を解決するためのメール配信やレコメンドなど、ユーザーへアプローチする“打ち手”までを備えたマーケティングプラットフォーム、それがHIRAMEKIです。

HIRAMEKIを開発するに至った3つの理由

サービスの着想当初からMA機能を備えた海外製のツールはすでに提供されていました。しかし、日本の企業のデジタルマーケティングを支援する当社だからこそ提供できる価値があると考え、昨今のデジタルマーケティングに潜む3つの課題を解決しようと自社でサービスを開発することに踏み切りました。

1つ目の理由:ツールの機能とマーケターが求めているものにギャップが生じている

MA黎明期には先行して提供されていた海外製のツールを導入する企業も多くいました。しかし、英語を無理矢理ローカライズしたために日本語の表現がわかりづらい、ツールの学習コストが高く担当者が使いこなせない機能が多い、といった問題もよく目にしていました。このような状況を変えようと、トライベックでは国内のマーケターでも使いやすくデジタル本来の効果を生み出せるツールの開発を目指しました。

2つ目の理由:費用対効果に見合わない価格設定のツールが多い

上述した海外製のツールは、初期導入時にインフラの整備などが必要となる場合が多く、その導入コストも決して安価ではありませんでした。その上、ツールを100%使いこなせないとなると、費用対効果を考えた際にマイナスとなるケースも十分考えられます。そのためHIRAMEKIでは、必要な機能を取り揃えつつ提供価格を抑えたバランスのよいサービス設計にしています。

3つ目の理由:分析から改善まで1プラットフォームで完結したい

行動の“見える化”から改善までの一連のプロセスは本来1つのプラットフォーム上で完結されて初めて効果的な施策に結びつきますが、実際にこれができている企業はまだまだ少ないと言えます。

組織がサイロ化しサイトごとに異なる分析ツールを使っていると、生活者の一連の購買プロセスの中で複数のサイトを利用していたとしてもその実態を正しくつかむことができず、個別最適化に留まってしまいがちです。

このような課題に対して、HIRAMEKIでは企業が持つコーポレートサイトやECサイト、キャンペーンサイトなど複数のサイトを横断して、ユーザー行動を一括で分析可能としています。さらに、発見した課題に対してのアプローチまで、簡単に扱える機能を提供しています。

また、トライベックのコア事業であるコンサルティングサービスも合わせて提供することでツール導入だけに留まることなく、デジタルマーケティング全般のご支援をさせていただきます。

MAの要素を含むマーケティング機能

HIRAMEKIでは、フォーム・リスト・メールの3つのマーケティング機能で見込み客の獲得から育成までを簡単に行えます。

フォーム機能は、HIRAMEKI上で簡単にお問い合わせフォームなどをつくることができる機能です。ドラッグ&ドロップで好きな項目を個別に調整しながら、セミナーの集客フォームやアンケート、キャンペーンの受け口などに活用できます。

フォームで獲得したユーザーに関しては、リスト機能で、ユーザー属性やサイトでの行動結果をもとに複数の条件からセグメントを直感的に作成することができます。

最後に、メール機能はリスト機能で作成したセグメントを活用しビジネスシナリオに沿った複数の判定条件を組み合わせることで、これまで手運用で行っていたメールコミュニケーションを自動化することが可能です。

オンライン上でアクションを起こしたユーザーだけでなく、アクションを起こさずに離脱しているユーザーをしっかりと捉えることができるのもHIRAMEKIの特徴です。より丁寧なマーケティングアクションを必要とするユーザーを特定するほか、そのようなユーザーへのおすすめコンテンツまでもが自動でわかる仕組みを持ち合わせています。

「改善点はわかった、でもどうすればいいの?」という疑問の答えまで、HIRAMEKIではその場の分析画面上で即表示できるようにするなど、初めて利用する方でもわかりやすい設計を心がけており、マーケターのスキルを高める学習ツールとしても役立つと思います。

HIRAMEKIの今後の展開について

これまでは、デジタル上の行動分析を前提とした機能の開発が中心でしたが、今後は実店舗における来店検知や購買情報との連携などデジタルからリアルまで横断した行動分析を主軸に、真の意味で生活者のカスタマージャーニーの見える化を実現します。

HIRAMEKIサービスサイトでは、最近のデジタルマーケティング動向を定期的に配信しているので是非そちらもご覧ください。


関連サイト

「HIRAMEKI management®」公式サイト

関連リンク

コンサルティング

この記事の執筆者

佐孝 徹

執行役員

この記事に関するご相談やご質問など、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

タグ一覧