大同生命保険株式会社 コーポレートサイトリニューアル

  • プロジェクトストーリー

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クライアントの課題

企業理念の「加入者本位」の考え方にもとづき、徹底的なユーザビリティ品質・アクセシビリティ向上を目指しつつ、セールス支援、ブランディング向上、Webガバナンス強化に取り組む

大同生命保険様ではシニアのお客様へ「わかりやすく利便性の高いサービス」をお届けするために、全社をあげて「ベストシニアサービス」を推進しており、Webサイトにおいてもお客様が快適に利用いただけるように刷新すべくプロジェクトがスタートしました。

業界において、非常にユニークな独自性の高い中小企業経営者向けの保険サービスを事業としている点から、その保険商品の特徴や大同生命様の想いをいかにコーポレートブランドとしてWebサイトで伝えていくかといったブランディングの強化も課題として挙げられていました。

運用面においては、Webサイト来訪者に対して鮮度の高い十分な情報発信を、効率的に軽い負荷で運用する環境や、Webサイトの活用において成果指標やPDCAによる継続的な改善を行える体制が今後さらに求められるという課題意識のもと、継続的にお客様の快適なWebサイト利用を実現するためのWebサイト運用・体制面の整備も求められていました。

トライベックの答え

顧客満足・ブランディング向上メディアとしてビジネス成果に貢献できるWebサイトへ

当社のユーザビリティ評価プログラム、シニア向けアクセシビリティ診断を実施したところ、スコア低下や多くの問題点が洗い出され、具体的なサイト利用満足度向上に向けた各種リニューアル施策が明らかになりました。ユーザー視点からの全体的な情報構造の見直し及びカスタマージャーニーに基づくユーザビリティ・ナビゲーション設計、お客様全ての方に見やすく、わかりやすいデザインへの刷新やマルチデバイス対応を行うことでユーザビリティスコアを大幅に改善。

今後高齢者によるサイト訪問・利用増加が見込まれることを想定し、日本工業規格「JIS X 8341-3:2016」のシングルAに準拠するアクセシビリティ対応を行い、さらに、ユニバーサルデザインWebフォントの導入による可読性の向上や、業界で初めてのリードスピーカー対応によるWebページの音声読み上げ機能を全面的に導入し、徹底的なアクセシビリティ対応を実施しました。

ブランディング面においては、トップページのメインエリアで全面的に動画を活用し大同生命保険様のコーポレートブランドのイメージ訴求を行い、コンテンツ面では、中小企業経営者向けの啓発コンテンツや調査サーベイレポート等これまで様々な媒体で分散されていたコンテンツ資産をデジタル資産としてオウンドメディアに集約。「知る・学ぶ」カテゴリを新設しコンテンツマーケティングを通じてファンを増やす取り組みを行いました。

また、CMS導入による継続的なWebガバナンスの維持、サイト品質、ユーザー体験の向上のためにマーケティングオートメーションツールを導入し、顧客のデジタル上の行動を分析しながら定期的な改善を行える基盤づくりとサイト運営にも取り組んでいます。

プロジェクトの成果

業界トップクラスのユーザビリティ品質とアクセシビリティレベルへ

課題とゴール設定時にユーザビリティ向上とアクセシビリティ向上を掲げていましたが、これらは全て数値で評価できる定量的なスコア目標を設定していたことで、リニューアル後の品質改善の程度の可視化が容易になりました。ユーザビリティスコアはリニューアル前に比べて47%向上、アクセシビリティ基準については、日本工業規格「JIS X 8341-3:2016」のシングルAに準拠という明確な基準を達成しました。

さらに、CMSの導入によってユーザビリティ品質・アクセシビリティ基準を維持可能な情報発信基盤も構築。低負荷で高品質の情報発信が可能となり、高齢者の方を中心としたユーザーのサイト利用満足度向上に寄与しています。

クライアント 大同生命保険株式会社
URL https://www.daido-life.co.jp/
リリース時期 2017年7月

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実績

この記事の執筆者

小林 剛

上席執行役員

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