トライベック「登山部」は、2025年11月16日(日)に活動を実施しました。
寒くなって霜が下りて足場が悪くなる前の週末、参加できるメンバーが比較的多い日ということで、珍しく日曜日に決行することに。
当日は武蔵五日市駅に集合。駅前で既に紅葉を見ることができ、秋晴れで風もなく、少し歩くと汗ばむほど天気に恵まれました。
今回は初めての参加者が1名、そして以前第8回に参加してくれたお子さんが二度目の参加となり、合計8名での登山となりました。
全員がそろってから、改めて最年少部員(7才)に自己紹介。人見知りをしない社交的なメンバーです!

集合場所の武蔵五日市駅前
目的地の山の登山口までは、駅から住宅街を抜けて向かいます。
途中、中学校の横を通ったときはみんなの学生時代の思い出話をしたり、家庭菜園を見ては野菜を育てたいという話が出たり、会社ではなかなかすることがない話のきっかけがたくさんありました。

石垣がある道を山の方へ
少しずつ道に傾斜がつき、ゆるやかな登りの道を歩いていると暑くなり、みんながどんどん薄着になっていきました。
登山口での準備~分岐での休憩
昨今、ニュースになっているとおり、首都圏の山林でも熊の出没が報じられていました。今回の目的地のエリアでも、自治体のサイトで目撃情報が掲示されていたり、駅前や登山口に注意書きや看板で警告されていたりしていました。
この地域では主に早朝や夕方以降などで、時間的にあまり心配ないと思われましたが、念のため、熊鈴を付けたり、蚊取り線香を炊いたりして、登山道に踏み込みます。

登山道入り口での準備
序盤は広めの林道で、木漏れ日の中進みます。暑すぎず、寒くもなく、とても気持ちが良かったです。
途中、前方を歩いていたメンバーが、道の真ん中でカマキリを発見!
「この色でこんなに大きいのは久しぶりに見た」とみんなで盛り上がり、じっくり観察しました。

茶色くて大きなカマキリに全員夢中
登り始めて30分ほど過ぎてから、分岐やベンチがあるところなどで、小休憩をとりつつ進んでいきました。春から夏にかけて、ヤマザクラやツツジの名所となっている金比羅公園は、林道を抜けると登山道から眺めが良く、秋には紅葉が楽しめます。
この日は紅葉が始まって間もない時期でしたが、日当たりの良い場所は8割以上色づいていて、晴天の空によく映えていました。

紅葉を見上げて

もみじだけでこのいろどり
父子参加のメンバーは写真部でもあるので、素敵な写真をたくさん撮ってくれました。
金比羅公園展望台~琴平神社
1時間ほど登ったところに金比羅公園の展望台があります。
ここからは天気が良いと東京スカイツリーや横浜ランドマークタワーが見えるそうです。
この日は晴れてはいましたが、気温が高くて少し雲がある日だったのでそこまでは見えませんでしたが、あきる野市街を見下ろし、山々の紅葉を眺められました。

金比羅公園展望台

金比羅公園展望台からの眺め
更に少し登ると、東屋があります。ここでまた休憩をとりつつ、全員での集合写真を撮影しました。
日差しがまぶしく、写真は景色を背後にすると逆光になってしまいましたが、楽しさが伝わる写真が撮れたと思います!

東屋での集合写真
東屋から数分登ると、みんなが楽しみにしていた昼休憩ができる、琴平神社です。
ここは現在拝殿に鍵がかかっていて中を伺うことはできませんが、軽く手を合わせて鳥居と敷地を通過させていただきました。

琴平神社
楽しいランチタイム
登山の楽しみのひとつは、やはり山の上での食事です!
椅子やテーブル、ベンチなどが点在して、トイレも完備されている琴平神社横の休憩スペースで早めのランチタイムとなりました。
今回はもっと寒いことを想定して、お湯を沸かすから、カップラーメンを持ってきてね、と伝えてありましたので、ほとんどのメンバーがカップ麺持参。バーナーでお湯を沸かせる人が協力して、みんなの分のラーメンにお湯を注ぎました。
登山部に入ってから、先輩部員のバーナーを見て、新たに購入した人もいました。こういうアウトドアギアは、実際に見ると欲しくなってしまうものです。

山の上で食べるカップ麺は最高
各自持参したランチを食べたり、お菓子を食べたりして、ゆっくりみんなでくつろぎました。
学生時代に剣道部だったふたりが、ストックを竹刀に見立てて型を披露する一幕で、思わぬ盛り上がりもありました。

元剣道部たち
本格的な登山道へ
実はこの琴平神社までのルートは、地元の遠足でも利用されるような安全なハイキングコースで、比較的道幅も広いものでした。
この先に選んだルートは、道幅も狭く、足場もやや悪くなってきて、本格的な登山らしい道になります。
琴平神社の裏手に進むと、「金比羅山の天狗岩」と呼ばれる巨大な磐座があり、それを横目に、また緩やかに登っていきます。

倒木などもあるので要注意
実はこの金比羅山の山頂は琴平神社ではなく、木々の中にひっそりと標されています。地図はあるのでみんなで探しながら細い道を辿ったさきに、ちんまりとした山頂標がありました。

可愛い手書きのお地蔵さんが供えられていました
標高468mの山頂を踏んだらあとはみんな下ると思っていましたが、目的地に行くために他の山を経由するので、登ったり下りたり、想定外との声が出ていました。
ところどころ、階段状になっているけれど、おとなでも大変な高さのところがあり、子どもには大変でしたが、みんなに見守られつつ頑張っていました。

大人でも大変な段差
林を一時的に抜けると、眺めの良い場所に出ました。ここは小さな木の苗がたくさん植えられていて、フェンスで木々が守られています。切り株があるところでは他の登山者の方が休憩をしており、この眺めは座ってくつろぎたい気持ちもわかります。

樹木の保護区域
迂回路で513mの標高まで登った後、下る方が長くなってくると、呼吸が楽なので会話が盛り上がるのは毎回のこと。
最年少メンバーが先頭を歩いたり、良い感じの棒を探したり、楽しみはいろいろありました。
最近毎回のことですが、適度な棒は、杖にしたり目の前の枝や葉を打ち払ったり、役に立つようです。

先頭を歩いたり、みんなを引き連れたり
そして少し高いところにステージのようになった切り株があったので、最年少メンバーが上ってモデルとなり、急遽撮影会を行っていました。ポーズが可愛かったです!

かわいい撮影会
途中、「山の神、行き止まり」という道標がありました。
「行き止まりみたいだけど気になる」ということで寄り道してみると、小さな石づくりの祠がありました。
この後もこのような小さな山の神様を見かけたので、みんなで手を合わせて、登山での安全を祈念しました。

山の神、行き止まり
このコースで面白かった点のひとつは、鉄塔の真下を2回ほど潜り抜けることでしょうか。
普段なかなか見ることのない、鉄塔を真下から見上げることができました。鉄塔の足元はススキに囲まれた小道になっていて、思わず写真を撮りたくなってしまいます。

鉄塔を見上げる
ここまで登りの傾斜などはそこまで長すぎず、きつすぎず、厳しくないのですが、最後の下りは、水が湧き出ていたり、岩場があったりで、おとなでも気を付けなければ危険でした。ロープをつかんで岩場を下れば、やっと舗装路に到達です。

最後の難関
下山した先にある景色
舗装路に出た後はほぼ下りで、会話が弾むのはいつものこと。
野生動物避けの防護柵を見たり、薪が積まれた家を眺めたり、普段の生活でなかなか見ない景観を楽しみました。

終盤も元気な若手
坂を下りきった先には、紅葉に彩られた秋川渓谷がありました。
キャンプ場なども見かけて、夏はバーベキューもおすすめ、などと話したり、見たことがないような珍しいラインナップの自販機に盛り上がったり、話のネタは尽きません。

秋川渓谷の橋から
橋を渡った先にある楽しみ
秋川渓谷の紅葉や、きれいな川の流れを眺めつつ、いくつかの橋を渡った先にあるのが今回の温泉です。
最近はコースの最後に温泉がないと、悲しむメンバーがいるので、温泉ありきでコース設定をしています(笑)

今回の温泉はこちら
「秋川渓谷 瀬音の湯」は、自然豊かな秋川渓谷と緑豊かな山々に囲まれた温泉施設で、宿泊施設も併設されています。地下1,500mから湧出されているというお湯はアルカリ度がとても高く美肌の湯として名高いそう。確かにお肌がつるつるになりました!
湯上がりに、駅までのバスに乗るため、紅葉を楽しみつつバス停に向かいます。
実はこの日、もみじ祭りが開催されていて、施設周辺にはキッチンカーなどが出店して、多くの人々が楽しんでいました。
そのため、駅へのバス停は大行列!! 2台ほどのバスに乗り切れずに見送ることになりました…。
山奥なので日が落ちるとたちまち暗くなるので、バスを待つか、タクシーを呼ぶか、歩いて駅まで戻るかをみんなで検討していたのですが、本数は少ない中、次のバスに全員乗ることができたのは幸いでした。
予定よりは遅くなってしまいましたが、全員参加で駅の近くのお店で打ち上げです!
子どもも楽しめてみんなで温まれるということで、鉄板焼き屋さんへ。
運よく個室貸し切りで、くつろげるうえ、お店にいた黒柴犬が可愛かったり、目の前で弾けて味付けされるポップコーンを楽しんだり、何より、手際よく作られた熱々のもんじゃ焼きをはじめとした美味しい料理に大盛り上がりとなりました。
第12回目は、2度目の親子参加もある中、全員怪我もなく無事の完遂となりました。
紅葉イベントを調べていなかったため、バス待ちで1時間程時間を無駄にしてしまったのは反省点です…次回以降はコース上のイベント開催なども、事前に下調べしておこうと思いました。
トライベック「登山部」では、登山を通じて自然に親しみ、季節を感じたり、みんなで達成する喜びを感じたりできる機会をこれからもつくっていきます!
この記事に関するご相談やご質問など、お気軽にお問い合わせください。
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