トライベック「酒蔵と蒸留酒部」へようこそ!

  • 社内イベント紹介

トライベックには、社員の健康促進や、社員交流を目的とした、部活動の補助制度があります。今回はその中でもとがった文化部「酒蔵と蒸留酒部」の活動をご紹介します。

「酒蔵と蒸留酒部」ってなに?

トライベックにはお酒好きがたくさんいることを皆さんご存知でしょうか。人には言えない黒歴史もたくさんありますが、そんな中でお酒の文化を学び、お酒を中心とした様々な楽しみ方を学び、コミュニケーションのツールとしてのお酒を上品かつ健康的に楽しんでいこうという部活動企画が立ち上がりました。

今回のコラムでは、「お酒の文化を学ぶ」というコンセプトを中心にモノづくりを学ぶべく、首都圏にある有名な日本酒酒造メーカーの蔵元見学ツアーの様子をお届けします。

「清龍酒造」について

東京などの大都市にお住まいの方は、日本酒の蔵元というとちょっと遠いところにありそうだなというイメージを持っている方も多いのではないかと思います。しかしながら、東京近辺にも日本酒をメインとしたさまざまな蔵元・酒造メーカーが存在します。その中で今回は、東京近辺でかつ、様々なテレビ番組でも取り上げられている「清龍酒造」の蔵元見学ツアーに参加しました。

「清龍酒造」の蔵元見学ツアーのコンセプトは、"日本酒の普及"と"当社、並びに自社商品の紹介" を、"食事をしながら参加者全員に楽しんでいただく"、だそうです。蔵元の工場でお酒造りのこだわりのポイントを学んだあとは、みんなで楽しく日本酒の味わい方を学ぶという大人だからこそ満足できる濃密な見学ツアーとなります。また、東京から電車とバスの公共交通機関で現地に行けるというのも、すべての参加者が楽しめる大きなポイントだと思います。

まずは現地に!

日頃都会のビルに囲まれたジャングルで仕事をしているトライベック社員が降り立ったところは、東京から1時間もかからない、埼玉県の大宮より3駅先の蓮田駅、そこから、まさかの20~30分に1本のバスで現地に向かいます。(社内は見学ツアーの参加者でぎっしり)

10分ほどでバスを下車すると、そこはのどかな風景が目の前に広がります。みんなのテンションが上がってきました。

工場のような門をくぐると、蔵元の雰囲気ある建物が眼前に広がります。広い駐車場の先にはなんと、馬をつなぐための器具がありました。昔の交通手段は車ではなく馬!日本酒の奥深い歴史を感じます。ちなみに、3年ほど前、本当に馬でご来店した人がいたとのこと。驚きが隠せません。

当日は梅雨明けの灼熱の晴天、蔵元見学ツアー開始まで30分ほど日陰を探しながら待ちつつ、いよいよツアースタートです。

熟練の技術

最初の集合説明の後、蔵の入り口に集まりまずは清龍酒造の社長の説明からスタート。トークの間、テンポ、聞きやすさなど、とにかく「上手いな~」と勉強になるプレゼン。時折話の中に入るいじりネタにみんなの笑いが止まりません。

ちなみに蔵には「松尾」の神様という方が祀られています。この神様は女性なので蔵の中は昔、女性禁制だったとのこと。神様がほかの女性に嫉妬するからだそうです。また、朝納豆を食べた人は蔵の中には入れないとも言われました。このコラムを読んでいただいている皆さま、理由はわかりますか?

蔵のしきたりを理解し、「松尾」の神様に拝礼のあとはいよいよ蔵に入ります。ネットで様々写真は出ていますが、いざ実際に自分たちが中に入ると貯蔵タンクの大きさに圧倒されます。

足元に気を付けながら奥に進むと「酵母」が閉じ込められた部屋にたどりつきました。中は一定の温度がたもたれてちょっと涼しめ。そこでは皆一人ひとりに対して「麹」を手に配られました。この「麹」を口の中に含んで、飲まずにそのまま2週間、この部屋で口を上に開けると・・・あら、素敵なお酒が口の中にあふれてくるそうです。(待てるか~そんなに・・・)自然と人工のコラボレーション、昔の人ってよくこんな仕組みを開発できたなと驚きます。

およそ40分の蔵元内部の見学を終え、皆で感想や意見などディスカッションが終わったあと、いよいよ後半戦がスタートです。

あ、ウコンの準備は忘れずに!!

宴を楽しむ

「"日本酒の普及" と "当社、並びに自社商品の紹介" を、食事をしながら参加者全員に楽しんでいただく」という清龍酒造さんの蔵元見学会。後半戦は参加者全員による宴となります。

一人ひとり、2.5合ほどの利き酒セットが眼前に広がります。これで終わりではありません。ここから蔵元ならではの日本酒の飲み方、楽しみ方のアレンジが広がっていきます。

日本酒をフローズンにしていただきます。一升瓶を凍らせてからたっぷりとシェイク。香り豊かな暑い夏にぴったりのクーーールな日本酒が出来上がります。

もはや、言葉など不要。

続いて、日本酒を果実に付け込んだ甘酸っぱくてとてもかわいい色の日本酒が出てきました。普段日本酒をあまり飲むことのない女性陣もこれには大満足。若いメンバーも初めて味わう新しい日本酒の楽しみ方です。

まさかの、解体ショーも目の前で始まります。新鮮なお寿司をパクリといただき、ますます日本酒の利き酒が楽しくなっていきます。

皆が酔い始めたころには、我々メンバーだけでなく見学会全員で一丸となった合唱が自然とはじまります。この場で初めて出会う人たちが昔からの友達のように楽しく宴を楽しむ。これこそ人類が築き上げてきたお酒の文化だと身をもって体験することができました。

心を一つにした大合唱が終わったあとは、名残惜しくはありますが、みんなで帰ることになります。蔵元のものづくりの魂やおもてなしの心をしっかりと勉強しましたので、この経験をさらに仕事に役立てられることになるでしょう。

あ、しめのプリンは忘れずに…

この記事の執筆者

Y.Y

テクノロジーソリューション部 部長

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