コロナウィルスがもたらしたコミュニケーションの原点回帰。BtoBデジタルマーケティングに必要なデジタル×ココロとはなにか?

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コロナウィルスが私たちにもたらしたものは何でしょうか。それは未知のウィルスという驚異だけではなく、これまでが当然だと思っていた日常や価値観を奪い去ったのです。しかしそれはすべてがマイナスだったのでしょうか。私は必ずしもそうは思いません。デジタルシフトが重要だと叫ばれていた近年において、日本はその取り組みが世界から後れをとっていたと言わざるを得ません。こうした中で、5年後、いや10年後と思っていたような未来が、コロナウィルスによって突然現実にもたらされたのです。非接触・非対面というキーワードは瞬く間に世の中に浸透し、それを実現させるためのデジタルは欠かすことのできないものと認識が広まりました。私たちは、これまでとは違い、はじめて企業のデジタルシフトを「ジブンゴト化」し始めたのです。

一方で急激なデジタル化がもたらす弊害にも目を向けなければなりません。それは人と人とのコミュニケーションが激減するという事実です。オンリーデジタルのコミュニケーションによって、「ココロ」が奪われ、本来人が持つ温かさがコミュニケーションに感じられなくなっていくことが懸念されます。

企業コミュニケーションにおいても同様で、過剰なデジタルシフトは、本来残すべき「温かみ」を感じるコミュニケーションとかけ離れてしまうことがあります。今一度、私たちは原点に戻ってあるべきコミュニケーションの姿を考え直す時期にあります。デジタル×ココロとは何か?BtoB企業のデジタルマーケティング成功のカギはここにあります。

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この記事の執筆者

後藤 洋

トライベック株式会社 代表取締役社長

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