男性初の育休を取得しました

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コンサルタントの加藤です。
管理職にあたる立場でもありましたが、第一子誕生に伴い、育児休業制度を利用して4か月間の休職期間を取得しました。トライベックでは、男性がこの育休を取得するのは初の事例となりました。

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育休を取得したことで、
 ●子育ての大変さと尊さを身に染み入るほどに痛感する
 ●妻と協力して子育てをしていくことでコミュニケーションがより活発になる
などうまく言い表せないところもありますが、非常に良い人生経験を積むことができました。
また、取得期間が4か月間であることを知り合いなどに話すと、「4か月も取得ができてすごく良い会社ですね。」と言われることが多く、会社の懐の深さを感じられました。

育休中の体験は様々ありましたが、会社のコラムということもあり今回は、仕事面についてのメリットや復帰にあたっての苦労などを記載していきます。

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業務の最適なアロケーション

私の主な業務としては、サイトリニューアルを中心に新規案件に対してWebコンサルタントとして関わっていくことです。
ただ、クライアント側でサイトのすべてを運用しない場合などにおいては、リニューアルの流れでスポットとして対応依頼をいただくことも多くあります。
その流れがいくつか溜まっていって、本来の注力分野である新規案件に携わる機会が少しずつなくなっている状態でもありました。

育休の機会にスポット対応が得意な方へ移管していく、また部門全体で業務の最適配置を見直す契機ともなり、各自がより適性に合った業務に付けるようになりました。

引継ぎによる担当案件の見える化

育休に向けては、取得予定の半年前から上長に相談をしはじめ、その後3か月前ほどから引継ぎ書類を合間時間で作成し始めていきました。
引継ぎにあたっては、自分だけが知っていることや暗黙知の部分も、引き継いでもらうメンバーに同時に伝えていかないと十分ではありません。

案件全体概要として、経緯、商流、作業フロー、注意点など、自分の持っている知見や情報を資料に全て落とし込んでいくことで、スムーズな引継ぎができます。さらに、その中で、反省点や改善点が見つかったりすることもあるので、引継ぎ資料をただ作るだけ以上の効果がありました。

後輩の成長を実感

復帰して、これを感じられたのが一番よかったことでもあります。
案件を後輩メンバーに引き受けてもらうこともあり、信頼はしていましたが少し不安な面も正直ありました。体制面での変更を行ったことも大きいと思いますが、後輩メンバーが想像以上に大きく成長していて、逞しくなっていました。
毎日会っていると日々の成長を感じにくかっただけかもしれませんが、彼らの成長を感じて、復帰後の良い刺激になりました。

一方で苦労した点もありました。

仕事がうまく進んでいるかの心配

自身の性格上の特性もありますが、育児休暇を取得した直後は、引き継いだ仕事はうまくいっているか何か問題が起きていないか非常に心配になりました。
はじめの2~3週間くらいは、隙を見つけてはメールを確認してしまっていました。
そのことで妻に迷惑もかけてしまいました。
日にちが経つにつれて問題もないことが分かり安心できたので、メール確認頻度も減っていきました。

仕事感覚の鈍化

当たり前ではありますが、復帰してから仕事に慣れるのには時間を要しました。仕事始めでは頭の回転スピードが驚くほどに遅くなっており、少し落ち込みました。

稟議や申請書といった社内業務のフローもすぐに忘れてしまうほうなので、徐々に慣れていくしかなかったですが、少し時間がかかった気がします。

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終わりに

冒頭でも記載しましたが、男性で育休を取得したのは私が初の事例となります。
この制度を利用した良いケースとなって、後に続きやすい雰囲気を作っていくことが重要だと考えています。
そのために私自身が仕事に邁進して、さらに活躍していく姿を示していきたいと思います。

この記事の執筆者

加藤 悠

コンサルティング事業部

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