ミロク情報サービス(MJS)との資本業務提携の背景とこれから 中小企業にとって「やさしいDX」こそが日本の未来。誰も取り残さないという決意の裏側

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今回の取材では、ITmediaマーケティングさんの鋭い質問と展開により、これまでにはないミロク情報サービス(MJS)との資本業務提携の背景とこれからについて深く語ることができました。
当社はこれまでに多くの企業の〝DIGITAL″を支援してきました。創業から20年に渡ってその歴史を振り返ると、〝DIGITAL″という言葉は、ここ数年こそよく聞くワードの一つですが、10年以上前はほとんど脚光を浴びていなかったように感じます。それよりも変化を遂げてきたのは、実は私たちの〝価値観″そのものではないかと感じます。もちろん私たちを取り巻く生活環境は〝DIGITAL″によって大きく変わり便利になったこともあります。しかし見方を変えれば、それは私たち人間の〝価値観″そのものの変化がテクノロジーの進歩につながったとも言えるのではないでしょうか。

ここ1~2年はコロナショックとも言うべき状況によって、にわかに「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が世の中のトレンドになっていますが、その意味について本質的に理解できているかどうかは疑問が残ります。常にあるのは、「DIGITALが主役になっていないか?」という疑問です。トライベックは創業当初から、「デジタルは道具である、使いこなすのは人であり、利益を享受するのも人である。だからこそ徹底的に人起点でのマーケティングが基本だ」という考えを持っています。だからこそ、徹底的に「ひとにやさしい」デジタルマーケティングは何かを追求してきました。今の世の中をみると、社会全体に〝DIGITAL″を軸にしすぎていて、「デジタルの進化に合わせるべきは人」というデジタル弱者を生む構図になってきてはいないかと危惧しています。

このデジタル弱者が生まれている構造は、産業においては特に顕著です。大企業と中小企業の間にある「デジタルへの取り組み/DXへの取り組み」には大きなギャップがあります。その差は広まるばかりで、置いてきぼりの中小企業は成す術を持たず、相談できる相手もいない状況です。こんな状況が良いはずがありません。日本の経済を、日本の未来を担っているのは、国内99.7%の中小企業です。彼らの元気を取り戻す。そのために、「ひとにやさしいDX」を今こそ追求しなければなりません。

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ITmedia「トライベック後藤洋氏に聞く ミロク情報サービスとの資本業務提携の背景とこれから」

トライベック、株式会社ミロク情報サービスと資本業務提携-ウィズコロナ時代の新しいDXプラットフォーム構想に着手-

この記事の執筆者

後藤 洋

トライベック株式会社 代表取締役社長

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