ボランティア休暇を取得しました

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ボランティア休暇を取得しました

トライベックのボランティア休暇

トライベックには有給休暇のほか、会社独自の誕生日休暇やプライベートで大事な行事などに利用できるコト休暇など、個人のライフスタイルを尊重したさまざまな特別休暇制度があります。
どれも特徴的な休暇制度ですが、その中のひとつに「ボランティア休暇」という特別休暇があります。休暇概要は以下の通りです。

  • 災害・国際協力・高齢者・障碍者・動物保護など
  • あらゆるボランティア活動を対象とした特別休暇付与

今回私は、芸術振興活動への貢献のため、2022年4月25日~4月28日の4日間、ボランティア休暇を取得しました。本コラムではこの休暇についてご紹介します。

『仕立て屋のサーカス』 ボランティアスタッフ

今回私がボランティアとして参加したのは、自身が大学生の時から携わっている舞台芸術グループ 『仕立て屋のサーカス』の連続6日間の公演です。このグループの公演は、会場に布と照明を巡らし、音楽家の演奏に合わせて、裁縫師や照明師、その他様々な表現者によって即興的に空間が作られていくというものです。
その音楽的、芸術的、瞬間的な美しさが公演当初から人気を博していますが、一方で彼らは芸術の振興、芸術の自由を尊重しており、公演の背後には以下のコンセプトが存在します。

  • 18歳以下は無料、撮影・録音はOK。
  • 全席自由。椅子に座っても、舞台上に座っても構わない。
  • 入口をくぐると、飲食に雑貨、古本などの市場が広がっている……。

わたしたちにとって芸術に触れること、感動することは食事をとることと同じくらい大切だと思います。
こうした芸術活動はトライベックの業務領域とは一見かけ離れていますが、人間の豊かな生活を目指していくという基本信念は通じていることでしょう。
トライベックの事業領域を超えた場所で、社会全体がより良くなることを目指して、個々人の社会貢献活動をひとりひとりの考えや感性に委ねた上で後押しする。そんなトライベック独自の制度に支えられたボランティア活動でした。

ボランティア内容

今回のボランティアスタッフとしての主な活動内容は以下の2つです。
(1)会場・舞台製作補助
(2)イベント運営

(1)の会場・舞台製作補助については、写真にあるように、会場全体に布や照明を用意する作業です。布と一言で言っても、大きい布や端切れ、分厚い布や薄い布など様々です。公演の世界観を作り出すために、各布をバランスよく床に敷き詰めたり、長い布を天井から垂らしたりと、布一枚一枚の特性に向き合う作業でした。
また、公演に必要な木枠や紙吹雪、衣装などの小道具制作補助も連日行いましたが、感動を生み出す空間の裏側にある膨大な準備時間と作業量を、身をもって実感することができました。

(2)のイベント運営については、主にお客様案内や会場受付です。お客様案内では、会場内の案内や物販、接客などを行い普段とは異なった業務経験を積むことができました。
また、会場受付については今回オンラインチケット制となっていたため、事前購入していただいたチケットをスマートフォンで表示してもらい、それを読み取り認証するという受付作業でした。この点については普段と同じWeb領域ということもあり、画面操作方法やチケット認証方法の説明などは業務知識を活用できたように思います。小さなところで本業知識が生かせたことを嬉しく思った瞬間でした。

ボランティアスタッフとして過ごした会期中は、上記のような作業を毎日行い、普段とは異なる形態での社会貢献でした。しかし同時に改めて今回の時間を振り返ってみると、自分自身の収穫として何よりも大きかったのは、出演者や制作者はじめ他分野で働く方々と交流する機会を持てたということです。

音楽家、裁縫師、照明師、小説家、大学教授…。様々な分野で活躍する方たちとの対話を通し、改めて芸術と人との関係性、現代社会の課題、そして勿論、アナログとデジタル、IT技術と芸術、IT社会と人間社会の関係性を考えさせられる時間となりました。この時間の中で、普段あまり持つことが無い視点から社会を見つめ直すことができたと思います。

大きなまなざしを持つこと、広い世界を見にいくこと、たくさんの人と出会うこと。
この社会で働く一人の人として、大切なことを再確認することができた休暇期間でした。
今後もボランティア休暇が活用され、トライベックと社会とが領域を超えて幅広く繋がっていくことを願っています。

この記事の執筆者

A・A

HIRAMEKI XD事業部 プランニングユニット

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