「登山部」第7回:物見山~日和田山縦走レポート!

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「登山部」第7回:物見山~日和田山縦走レポート!

トライベック「登山部」は、2022年5月21日(土)に第7回目の活動を実施しました。
当初、5月上旬に予定していましたが天気が雨予報だったため延期に。実は実施当日も不安な天気予報だったのですが、梅雨前には実施したいという気候的な問題と、参加表明者がやる気だったのでみんなで相談して、現地に集合した後、小雨程度なら決行することにしました。

今回、登山部の活動としては初めて埼玉県へ。奥武蔵・秩父エリアの入り口にある物見山と日和田山を目的地にしました。集合場所は武蔵横手駅。小さな駅舎前の広場には、小雨降る中意外と多くの登山者・トレイルランナーが集合していました。
都心より気温が低く、パラパラと雨も降っていたのですが、空は明るく、これなら行ける!とみんなで判断し、合羽や上着を着ました。登山ルートを確認して、いざとなったら途中で下山することにして出発です。
歩き始めると雨はさらに弱まり、空も明るくなってきました。新緑の季節に、雨露に濡れた木々の葉っぱが鮮やかでした。

  • スタートしてしばらくは舗装路。両脇にシャガの花が咲いていました
    スタートしてしばらくは舗装路。両脇にシャガの花が咲いていました

本格的な山道に入ると、頭上の木々が屋根代わりになるので、雨は感じなくなりました。暑すぎるより気持ちが良いのでは?と足どりも軽くなります。

会話が盛り上がって一時間ちょっと登っていくと、最初のポイントは『北向地蔵尊』。登山道の分岐点です。
こちらは縁起地蔵でもあるので、手を合わせてお参りし、由来などを拝見しました。水分補給や服装調整などを各々立ったまま行い、小休止したら再び出発です。

  • 北を向いて立っている北向地蔵尊。縁起地蔵として親しまれている
    北を向いて立っている北向地蔵尊。縁起地蔵として親しまれている

雨もすっかり止んでいて、ほとんど他の登山者は見当たらず、登山道は貸し切り状態でした。
緩やかな山道は多少登ったり下ったりはありますが呼吸もかなり楽なので、会話も弾みます。大きな岩の斜面や木の根が這う土道など、このコースは景観に富んでいて飽きません。

  • 落ち葉積もる道は滑るので慎重に…
    落ち葉積もる道は滑るので慎重に…

途中、木漏れ日がきれいだったり、まっすぐな山道が幻想的だったりする場所では、各自がたくさんの写真を撮りました。おかしなポーズで撮り合ったものもありますが、このコラムではお見せできません。

  • 山頂手前、木漏れ日があまりにきれいで写真を撮りまくるメンバーを背後から
    山頂手前、木漏れ日があまりにきれいで写真を撮りまくるメンバーを背後から

物見山山頂に到着

のんびり登って話して駅出発から約2時間。標高375mの物見山の山頂に到着。雨はほぼ止んでいて、山頂の広場には何組かの登山客が休憩をしていました。

  • 物見山山頂にて
    物見山山頂にて

山頂標識と写真を撮ってもらったら、どこで休憩をするかみんなで相談。「この先ちょっと進むと、東屋と小さな商店があるから、そこで休もう」と私が提案したので、みんなの同意を得て進むことに。
なお、この時の「ちょっと」はみんなにとってはちょっとではなかったようで、15分ほど歩いて東屋に到着しました。この日、筆者の「ちょっと」とか「もうすぐ」という言葉はあまり信用されないことに…。

東屋はたまたま貸し切り状態だったので、みんなで持参したお弁当を食べて話して、ゆっくり休むことができました。山の中ですがとてもきれいなトイレもあり、再出発の準備は万端。
アイスや飲み物を買える小さな商店もあるのですが、この日は肌寒いくらいだったので、お店を覗いただけで通過しました。

  • 気になりすぎた「まぼろしの滝 10分」のテープ…
    気になりすぎた「まぼろしの滝 10分」のテープ…

車やバイクなど入ってこられない登山道の途中でたくさんの掘りたてタケノコを売っているお兄さんに遭遇して話したり、木の幹にテープで「まぼろしの滝」という表示を見つけて脇道に行くか迷ったり(往復時間を考えて断念)、持ち寄った塩分補給の梅味のお菓子を食べ比べたり、道中いろいろと楽しみながら進みました。

  • 山頂の手前、岩と木々の根に覆われた最後の急坂を一気に登る
    山頂の手前、岩と木々の根に覆われた最後の急坂を一気に登る

目的地二つ目の山頂手前は、かなりの急斜面。岩と木の根に足をとられないように、時々手も使って、一気に急坂を登りました。息を切らせて到着したところが、山頂です!

日和田山山頂から金刀比羅神社へ

日和田山は標高305mという低山ではありますが、日高市内を見下ろせます。山頂には石塔や石碑があり、男性陣は石碑をじっくり読むなど、思い思いに過ごしました。
もちろん登頂記念の写真も撮影。
今回も低山でしたが、縦走に成功です!

  • 晴れていたら絶景なのが残念でしたが、山頂は貸し切りで満喫しました
    晴れていたら絶景なのが残念でしたが、山頂は貸し切りで満喫しました

金刀比羅神社から巾着田(きんちゃくだ)を眺める

山頂から少し下ると、金刀比羅神社があります。古いお堂と、鳥居の間は巨大な岩の足場が広がっています。
天気が良ければここから富士山や西武ドーム、東京スカイツリーなども遠くに眺められるそうですが、この日は曇っていて眺望はいまいちでした。
しかし、山のふもとにある巾着田は眺めることができました。

  • 金刀比羅神社から高麗川の蛇行で形成された「巾着田」を見下ろす
    金刀比羅神社から高麗川の蛇行で形成された「巾着田」を見下ろす

巾着田曼珠沙華公園は、秋になるとヒガンバナが美しく咲き誇ることで有名な観光地だそうです。今回は新緑の季節だったので真っ赤な巾着田は見ることができませんでしたが、いつかまた登山部で見に来ても良いかもしれません。

下山後は温泉へ!

今回の下山後のお楽しみの温泉は、西武線で一駅都心方面に戻ってすぐ、飯能駅からバスで移動して天然温泉施設「宮沢湖温泉 喜楽里 別邸」へ。
この移動のために高麗(こま)駅に到着してすぐ、雨は雷を伴って土砂降りになりました。登山途中に降られなくて本当に良かった、タイミングが良い、とメンバーで安堵したものです…。

  • 宮沢湖温泉 喜楽里 別邸。売店が充実していて散財してしまいました
    宮沢湖温泉 喜楽里 別邸。売店が充実していて散財してしまいました

ここは開放感のある露天風呂が3種類あり、樹々を眺めながらゆっくりと温泉を楽しむことができました。室内の炭酸泉でも体が癒されます。隣にある観光施設「メッツァ」と一緒に訪れる人が多いようで、登山客は少なかったです。

第7回目はまた少人数でしたが、相談しやすい人数だったのが幸いし、天気に不安がある中、臨機応変に行動できました。また、小雨のおかげで山道は空いていましたし、天然加湿された自然の中の空気は本当に清々しいものだったので、これもまた自然の中の楽しみ方のひとつだと思いました。

トライベック「登山部」はガッツリ登山ばかりではなく、自然の中で同僚とコミュニケーションできる機会をこれからもつくっていく予定です。オフィスでは見られない同僚の姿を見られるとともに、普段使っていない筋肉を使うことで、筋肉痛もみんなでの話のネタになることは間違いありません。
体験入部や、初めての登山挑戦など、メンバーはいつでも歓迎しています。「登山部」の次の活動もお楽しみに!

写真撮影の時はマスクを外しています。

この記事の執筆者

櫻井 美和

コンサルティング事業部

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