全国20万の学生が選ぶリーダーズアワード2021年に選出。激動の今だからこそ伝えたい。“ひと”が主役のデジタル社会で輝ける人材へ。

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リーダーズアワードとは、学生が憧れる経営者を決めるアワードで50名の経営者が選出されています。私もそのうちの1人に選んでいただきました。そのリーダーズアワードについてこのように紹介されていますので引用します。

人生を大きく左右する就職活動。
何を目指し、どんな大人になりたいのか。
大きな岐路に立つあなたに、一つのヒントになるべく、50人の経営者の言葉を集めました。
目まぐるしく変化していく世の中においてそれぞれの知識や経験をもとに素早い判断で会社を経営し、日本を牽引している人のそれぞれの熱い思いを感じてください。
そして、そこから「新しい気づき」「将来の目標」「なりたい大人」に繋がる〝あこがれる経営者″を決定するアワードを開催します。
このアワードを通じて得た人生のヒントをパワーに変え、是非、これからのあなたの原動力にしてください。

本アワードは冊子として、全国の大学に配布され20万人の学生が見ることになります。さらに冊子の表紙には、50名の経営者の中から選出された14名が代表で掲載されており、私もご一緒させていただきました。

今回このような貴重な機会を得て、未来ある学生に向けたメッセージをということで取材していただいたわけですが、その際に感じたことについてお話ししたいと思います。

世界はウィズコロナの真っ只中にあります。これから冬を迎えようとする中で、欧州では爆発的な第3波が来ており、日本でも増加傾向にある状況です。このコロナウィルスという未曽有の世界危機がもたらしたものに急速なデジタル化(DX)が挙げられるでしょう。非対面・非接触コミュニケーションを実現するデジタル化によって、ビジネスのこれまでの常識が変わり、産業構造の変化すら起きている実情です。今まで安泰だと思っていた大企業ですらその禍に飲みこまれ、事業の転換を余儀なくされています。

このような状況において、学生の皆さんは大きな不安と悩みを抱えていることでしょう。誰も予想できない世の中にあっという間に変わったわけですから。就職活動という人生の転機を迎え、これからの人生を考えなくてはならない今、自分のこれまで学んできたことは正しかったのか?これからどの業界にいけば安心なのか?私は何のために就職するのか?そんな思いに苛まれている日々かもしれません。

しかしながら、これは学生に限ったことではありません。すでに仕事に就いている社会人すべての人に言えることではないでしょうか。これまでの常識が通じない世の中において、新たな未来に向けて、多くの社会人がスタート地点に立っているといっても過言ではありません。
急速なデジタル化によって企業や政府、ひいては社会のDXが進んでいきます。未来の話だと思っていたAIやロボティクスによって働き手が人からデジタルに変わっていくことが予想されていましたが、その現実を垣間見ています。私たち“ひと”にとって、多くの仕事が奪われることになるかもしれません。しかし、それだけで社会のピースが埋まるか?それは否です。“ひと”にとっての快適な社会、やさしい世界、温かいコミュニケーションは、“ひと”の発想や考えによって生まれるものだからです。

だからこそ、私はあえて今の学生に伝えたいのです。今、こうした不確実な時代だからこそ、なぜ就職するのか?働く意味はどこにあるのか?そのひとつの拠り所として「社会に必要とされる人になってほしい」と送りました。簡単なことではありません。社会に必要とされるためには、社会を俯瞰的にみる目が必要です。社会にあって不便なもの、困っている人、さらに便利にできる考え、そんなさまざまな社会に足りないピースが見えてくるはずです。そしてそれを知るために何より必要となるのは、“ひと”としてのやさしさです。“ひと”にやさしい社会の実現。デジタル化がもたらすべきは、そんな社会だと思うのです。デジタルが主役ではなく、“ひと”が主役のデジタル社会とは何か。改めてそれを考える時期かもしれません。

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LEADERS' AWARD ~20万人の学生があこがれる経営者アワード~

この記事の執筆者

後藤 洋

トライベック株式会社 代表取締役社長

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