「登山部」第6回:景信山~高尾山縦走レポート!

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「登山部」第6回:景信山~高尾山縦走レポート!

トライベック「登山部」は、2021年12月4日(土)に第6回目の活動を実施しました。
朝晩の冷え込みも厳しくなってきた12月最初の週末、参加できる人数は少なかったのですが、紅葉見ごろ終わりの晴天予報ということもあり決行することにしました。

この日の朝は雲ひとつない快晴!今回は高尾駅に集合してから、登山口最寄りまでバスで向かうルートです。
集合場所のバスターミナルで合流して、あとひとりだね、となったときに、まさかの“今起きました”連絡が…。
貴重な週末の土曜日、部活は有志活動なので無理は不要です。とりあえず、後追いでの合流は難しいコースであり、時間的にも待つのは厳しいと判断。せっかくの晴天の紅葉日和なので、ゴール地点で合流しようということになりました。
(そういえば、第1回登山の時もこんなことがあったな…とみんなで回想)

スタート地点となる小仏バス停で下車し、舗装路を15分ほど歩いて登山口へ。
軽い縦走ということで、まずは東京都八王子市と神奈川県相模原市との境界にある景信山(かげのぶやま)の山頂を目指して登りました。

  • 足元には大量の落ち葉。滑らないよう踏みしめて登ります
    足元には大量の落ち葉。滑らないよう踏みしめて登ります

登山口からすぐの岩多めの急斜面を登りきると、落ち葉を敷き詰めたような道がしばらく続きます。
サクサクパリパリと乾いた落ち葉を踏む音と、小鳥のさえずりを聴き、美味しい空気を吸い込んで歩いていると、気分は爽快。人数が少ないので会話もしやすく、久しぶりの対面に同僚との会話も弾みます。

景信山山頂に到着

登山口から約1時間。標高727.1mの景信山に無事登頂しました。
山頂では足元に水たまりがかなりあり、この晴天続きでなぜかと思ったら、日陰に残っていたのは約3cmもある霜柱でした。日が昇って気温が上がったところから溶けたものでした。

  • 景信山山頂にて。標高727.1m
    景信山山頂にて。標高727.1m

景信山からは八王子方面の東京の街と、逆側には富士山の山頂を眺めることもできます。
この日は特に空気も澄んでいたので、林間に見える富士山は、まるで絵画のようにきれいでした。

  • 冠雪した富士山も望むことができました
    冠雪した富士山も望むことができました

近年、景信山は一大ブームを巻き起こした「鬼滅の刃」のキャラクターのひとり、霞柱・時透無一郎の出身地とされているため、一時期は聖地巡礼やグッズ購入などで訪れる人が増えていたようです。

景信山の山頂には茶屋が2軒とトイレがあり、各茶屋のテーブルや椅子もあるので休憩には最適です。2軒のうち、今回は高尾山を眺められる眺望がおすすめの「景信茶屋 青木」で昼食をとることにしました。

  • 景信山山頂の景信茶屋 青木。出来立ての料理が食べられる
    景信山山頂の景信茶屋 青木。出来立ての料理が食べられる
  • 展望の良いところで最高の昼食
    展望の良いところで最高の昼食

なめこ蕎麦やなめこ汁、揚げたてのなめこの天ぷらや山菜の天ぷら、柚味噌の田楽などに舌鼓を打ちました。
もちろん景色も堪能しながらなので、最高の昼食になりました!
食事の後はこの背景の写真の山に向かうということを説明したら、あんなに遠くに!?と言われましたが、行くのです。

  • ちょうど紅葉が見ごろでした。快晴の空に赤が映えます
    ちょうど紅葉が見ごろでした。快晴の空に赤が映えます

小仏峠から城山へ

お腹が満足したところで景信山を下ります。
下りきったところが小仏峠(こぼとけとうげ)。景信山と城山の間のこの峠は甲州街道の関所があったところで、城山は戦国時代に山城が置かれていたため、この名前になったそうです。
小仏峠では街道の名残でいくつかの登山道が分岐しており、相模湖の方に向かうこともできますが、今回は城山に向かって再び登っていきました。

  • 冬の山では日陰と日向で明るさや体感気温がことなります
    冬の山では日陰と日向で明るさや体感気温がことなります
  • 途中木々がひらけたところから相模湖を眺められました
    途中木々がひらけたところから相模湖を眺められました

高尾山の隣にある城山は標高670.3m。こちらにも茶屋とトイレがあります。景信山や高尾山に比べると人が少ないので、穴場的に飲食にも向いているところです。
ここの茶屋では水団(すいとん)やコーヒーなどの誘惑もありましたが、振り切って進むことにしました。
ちなみに、山頂に新しい天狗像があったのですが、以前あった古い天狗像は2021年の初めころに倒壊してしまっていたらしく、同年6月に新たに制作されたものだそう。

  • 城山の山頂の茶屋と新たな天狗像
    城山の山頂の茶屋と新たな天狗像

一丁平を通って高尾山に向かう

城山を下ってしばらく行くと、東屋やトイレ、展望台などがあるひらけた場所に出ます。
高尾山山頂との間にある、一丁平(いっちょうだいら)と呼ばれる広場です。春には桜が有名な場所ですが、この時期はまばらな紅葉と、葉の落ちた木々とススキの景色です。
ここからも富士山を眺めることができました。午後になって、気温が上がってくると雲が少しわいてきます。それでも頭上はずっと青空でした。

  • 一丁平からも富士山が見えました(真ん中の雲の下)
    一丁平からも富士山が見えました(真ん中の雲の下)

ベンチあるのに休憩しないの?という意見もありましたが、高尾山山頂での仲間との合流予定時間もあったので、休まず進むことに。

  • もみじ台へ駆けあがる男性陣
    もみじ台へ駆けあがる男性陣

高尾山の山頂から奥高尾の入り口と言われるところにあるのが「もみじ台」。展望が良く、茶屋もある場所です。男性陣は登る!ということでしたが、急な階段を上がっても結局下りる必要があるため、筆者は巻き道(登り返しを避けるために山頂を迂回する道)を選択しました…ここの丸太の階段は疲れた体には大ダメージ…。
奥高尾の入り口の分岐で合流したら、高尾山山頂までの最後の階段です!

高尾山山頂にて

さすがに高尾山の階段になると人が大分増えてきました。何とか登りきると、高尾山山頂には、ニュースなどで見た一時期のピーク時よりは少ないものの、かなりの人が訪れていました。山頂標識での記念撮影に、いくつかのグループが並んでいるほど。
自力で高尾山山頂まで登ってきたメンバーと無事合流。
ここまでの話をしたり、暑くなったメンバーはソフトクリームを食べたり、全員集合を喜びました。
そしてもちろん記念写真を一緒に。

  • 高尾山山頂にて。無事に合流できました
    高尾山山頂にて。無事に合流できました

ここの山頂標識では、登山部の第1回活動の時も記念写真を撮りました。あの時から約3年半。6回の活動に、皆勤賞が3名いることに改めて感謝でいっぱいです。

冬の山の時間は早いものなので、14時を過ぎたころですが、早々に下山を開始しました。
髙尾山薬王院(たかおさんやくおういん)やひっぱり蛸の前を通過した際は、前回の登山の時の思い出話にも花が咲きました。
15時過ぎ、山陰は急に暗くなってくるので、下山にリフトを選びました。ケーブルカーより紅葉の景色が楽しめたのですが、約12分間寒さに凍えることになりました…山の気温を舐めてはいけません…。

  • ケーブルカーではなくリフトで下る。寒い!
    ケーブルカーではなくリフトで下る。寒い!

下山後は温泉!

今回の下山後のお楽しみの温泉は、最寄りの京王高尾山口駅に直結している「京王高尾山温泉 極楽湯」。
冷えた体を温め、登山の汗を流すことに。

  • 京王高尾山温泉 極楽湯。その名のとおり極楽でした
    京王高尾山温泉 極楽湯。その名のとおり極楽でした

ここは露天エリアが広く、炭酸泉や替わり風呂などが楽しめます。登山客などで混んではいましたが、露天風呂はいくつもあったので、開放的な気分で体を温めることができました。

第6回目は少人数で今までの登山部の活動を振り返る回となりました。「トライベック・ニューノーマル」という働き方のもと、オフィスで顔を合わせたり、オフラインで会話をしたりする機会が減少しています。リアルコミュニケーションも大切なのだな、と改めて思った一日でした。
さらには、大自然の中で美味しい空気を吸って、体を動かすのも、リフレッシュには最適だったのだと思います。

トライベック「登山部」が次に登るのはどこの山になるのか?
自然の中で同僚たちとコミュニケーションできる機会を、これからもつくっていくので、興味がある人は初心者でも体験入部でも歓迎しています!

写真撮影の時のみマスクを外しています。

この記事の執筆者

櫻井 美和

コンサルティング事業部

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