トライベックでは、新規入社者に対して、これまで“メンター”という呼称で社内にサポートをお願いしてきました。“メンター”といってもきちんとした定義はなく、なんとなく年の近い先輩が後輩の面倒を見る程度でした。
課題とは?
ここ数年、リモートワークがメインの働き方となり、更に新規入社者の性格や個性が様々であるということで断片的な課題が生まれてきました。
- 誰に聞けば良いか分からず戸惑う
- リモートワーク環境下で互いが見えづらい
- 関係が浅いため、チャットで質問しづらい
このような課題と向き合い、今期トライベックの働き方テーマ『コミュニケーションの総量をあげる』と連動させた“新メンター制度”の導入をしました。
新メンター制度とは?
これまで“メンター”という呼称でしたが、明確に役割を定義しました。メンターの役割とは「案内役」です。「案内役」とは、悩みや困りごとを解決するため適切な案内をする役割です。(メンティと年齢が近い社員をメンターとしてマッチングしています)
例えば「〇〇さんとまだ顔を合わせたことがなく関係性がないので、相談や質問をしづらい」という悩みがあったとします。メンターは〇〇さんに連絡を取り、10~15分ほどのショートミーティングをセッティング。顔合わせをして質問しづらい空気感をなくすという案内が出来ます。このショートミーティングが実現されると、悩みが解決できることが期待できます。
新メンター制度は月1回以上定期面談をして様々なサポートをしていきます。この制度を運用していくことで、新規入社者がトライベックの環境に適応するスピードが増し、会社に対する愛着が湧くことや仕事のしやすさが増すなど様々な好影響が生まれると思われます!
制度説明会でマインドチェンジのキッカケを
メンター、メンティそれぞれに制度説明会を開催しました。制度導入の背景、制度の意義、制度概要など説明し、メンティには「受け身でなく、自ら働きかけること」、メンターには「聞くではなく聴くこと」など、それぞれ大切なマインドを伝え、マインドチェンジのキッカケとなれるように実施しました。
新メンター制度推進チームとは
このような制度導入から運用は人事部が実行するイメージが一般的だと思います。しかしトライベックでは、ユニットリーダーという管理監督者が中心となったタスクフォースを組成し、経営課題解決のため奮闘しています。
そのひとつのタスクフォース「次世代育成プロジェクト」で、新メンター制度の導入から運用、改善を担っています。他には若手社員の早期戦力化を図るための教育プログラム構築プロジェクトも推進しています。次世代育成プロジェクトメンバーは取締役、執行役員、エンジニア、デザイナー、コンサルタント、ディレクター、営業、人事で構成されていますので様々な視点で議論がなされ、PDCAサイクルを回しています。
さいごに
会社は社員が一枚岩となり、それぞれの特性を発揮して発展を遂げられると思います。そのためにも新規入社者の環境適応を充実させるメンター制度の安定運用をこれからも進めていきたいと思います。そして、新規入社者が成長を遂げ、入社時よりさらに充実した生活を過ごせて、笑顔で楽しく仕事されることを期待しています。
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